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精神科・内科・消化器内科

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院長あいさつ

院長写真 今年も残すところ後わずかとなりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 先日、『モリのいる場所』という映画を観ました。これは不思議な映画です。鑑賞後も、記憶にとどまり、様々なことが頭に浮かんできます。

 そこで、今回は、その映画から色んなことを「連想」してみたいと思います。

 成熟したネズミでは、一日のうちにシナプスの1%が新生し、またそれと同じくらい消滅しているといわれています。おそらく人間も似たようなものでしょう。

 シナプスの数は、数百万兆ともいわれるほど膨大なので、1%といっても相当な数。運動や新奇刺激は勿論のこと、普段なにげに行っている「連想」でさえ、シナプス形成に影響をおよぼしているものと思われます。また、個人的には、そういった脳機能の変化だけでなく、連想が及ぼす「心理的効果」についても関心を抱いています。

 さて『モリのいる場所』に話を戻しましょう。この映画は、熊谷守一さんという芸術家の日常を描いたものです。熊谷氏は、「画壇の仙人」と呼ばれた人。自宅から何十年も出ず、芸術活動に勤しみました。昼は、決して広くはない庭で虫や植物を観察して過ごし、夜は部屋にこもって作品作り。『昆虫記』を書いたファーブルを思い起こしました。

 主人公の妻を演じているのが、樹木希林さん。彼女の演技は、圧巻です。彼女が出演している映画といえば『あん』。これは名作。この映画で彼女はハンセン病患者を演じています。

 ハンセン病といえば、神谷恵美子さんのことが思い浮かびます。彼女は、精神科医。岡山県長島のハンセン病施設で治療に従事しました。私も高校時代、岡山ですごしました。寮生活をしていたのですが、ある日突然、大量に下血し、小さな町の小さな病院に一人入院することとなりました。高熱でぼんやりしながら、病気のことが気になり、夜中、ベテランふうの看護婦さんを呼び止め、尋ねました。「僕、何の病気でしょうかね?」。すると、少し間を空けてから、伝えにくそうに「多分、赤痢だと思う」との返事。岡山つながりで、当時の心細かった記憶がよみがえりました。それにしてもハンセン病になって島に渡った人たちの心細さはどれほどのものだったのでしょう。

 神谷さんの話に戻ります。彼女からは、「生きがい」という言葉が連想されます。彼女は『生きがいについて』という本を著しています。今回、書棚からその本を探してみたのですが、見つかりません。記憶に頼りますと、この本は、神谷さんの「生きがい」を記しただけではなく、ハンセン病患者さんの「生きる喜び」を描かれていたように思います。

 「生きる喜び」という言葉からは、「幸福」という言葉を連想しました。そこから想起したのが、バートランド・ラッセルの『幸福論』。著者のラッセルはノーベル文学賞を受賞した人物。また、哲学者であり、数学者でもあります。書かれたのは90年近く前。難しい本ではありません。また、文学的に煙をまいたような内容でもありません。きわめて実用的な本です。

 例えば、ラッセルは次のように述べています。
<幸福の秘訣は、こういうことだ。あなたの興味をできるかぎり幅広くせよ。そして、あなたの興味を惹く人や物に対する反応を敵意あるものではなく、できるかぎり友好的なものにせよ>

 本の主旨は、自分の関心を内へ内へとむけるのではなく、外界へとふりむけてあらゆることに好奇心を抱くこと。すると、今回テーマにした、なにげない「連想」も幸福につながる一歩のような気がしてきます。

 『あん』『モリのいる場所』。樹木希林さん。熊谷守一さん。神谷恵美子さん。ハンセン病。バートランド・ラッセル。『幸福論』。その中で、何か興味を惹くものがあれば、そこから「連想」を拡げて下されば幸いです。

 最後になりましたが、今年も多くの方にお世話になり、誠にありがとうございました。この場をお借りして感謝申し上げます。来年もどうぞよろしくお願いいたします。


平成30年12月3日

  医療法人回生会 秋田回生会病院  院長 松本 康宏

常勤医

院長
松本 康宏
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
副院長
戸澤 琢磨

出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
   日本医師会認定産業医
診療統括部長兼入院診療部長
塚本 佳
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
外来診療部長
佐藤 佳子
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
   日本医師会認定産業医
内科診療部長
阿部 徹
出身 秋田大学
資格 日本内科学会認定内科医
   日本消化器病学会 消化器病専門医
   日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
   ICD
   日本医師会認定産業医
診療科長
黒沢 諒
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
診療科長
舛川 仁
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
   日本医師会認定産業医
診療科長
佐藤 亘
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医      
診療科長
安宅 慶一郎
出身 北里大学
資格 精神保健指定医

病院概要

病院理念

患者様との心のふれあいを大切にし、親身で良質かつ安全な医療を提供するように努めます

基本方針

  1. 患者様に信頼され、安心される医療を行います
  2. 医療の質を高め、安全を追求するよう努力いたします
  3. 患者様の人権を尊重し、個人の尊厳を守ります
  4. 高い倫理観と医療技術を有した人材の育成を図ります
  5. 良質な医療を提供し、より地域社会に貢献できるよう努めます

概要

法人名 医療法人 回生会
事業所名 秋田回生会病院
診療科目 精神科・内科・消化器内科
所在地 〒010-0063 秋田市牛島西一丁目7−5
電話番号 018-832-3203
FAX番号 018-831-8780
開院 昭和6年6月1日(法人 昭和26年6月21日)
管理者 院長 松本 康宏
定床
病棟構成
病床数 402床
病棟 東1病棟 (精神療養病棟) 60床
東2病棟 (精神療養病棟) 60床
東3病棟 (精神療養病棟) 60床
西1病棟 (認知症治療病棟) 60床
西2病棟 (精神科急性期治療病棟) 42床
西3病棟 (精神療養病棟) 60床
西4病棟 (精神療養病棟) 60床
併設施設 訪問看護ステーション 「ひまわり」         
生活訓練事業所 「紫陽花」

回生会グループホーム 「さくら荘」「あやめ荘」

平成30年4月 現在

病院沿革

昭和6年6月1日
開院 病床数:32床
昭和9年8月
病室増築竣工 病床数:36床
昭和11年12月
病室増築竣工 病床数:59床
昭和14年9月
病室増築竣工 病床数:83床
昭和16年10月
病室増築竣工 病床数:121床
昭和25年5月1日
精神衛生法が制定される
医療法人制度が制定される
昭和25年12月
病室増築竣工 病床数:150床
昭和26年6月21日
医療法人回生会 法人設立
昭和27年9月
管理棟竣工
昭和27年12月
病室増築竣工 病床数:182床
昭和30年4月
病室増築竣工 病床数:213床
昭和33年4月
病室増築竣工 病床数:284床
昭和37年12月
病室増築竣工 病床数:320床
昭和40年4月
病室増築竣工 病床数:355床
昭和44年10月
病室増築竣工 病床数:375床
昭和48年4月
病室増築竣工 病床数:402床
昭和51年10月
病棟改築竣工
昭和55年1月
管理棟増改築竣工
昭和58年12月
療法グランド完成
昭和62年12月
開放病棟増改築竣工
平成6年4月
3階開放病棟増改築竣工
平成18年7月
東病棟・西病棟増改築竣工
平成19年2月
精神科急性期治療病棟開設
平成26年6月
認知症治療病棟開設

臨床研修・実習

当院は、秋田大学医学部附属病院、秋田赤十字病院、中通総合病院の医師臨床研修協力病院となっております。また、日本赤十字秋田看護大学看護学部、中通高等看護学院の実習施設となっております。


医療法人回生会
秋田回生会病院

〒010-0063
秋田市牛島西1丁目7-5
TEL 018-832-3203
FAX 018-831-8780