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精神科・内科・消化器内科

当院についてAbout us

院長あいさつ | 常勤医 | 病院概要 | 病院沿革 | 臨床研修・実習

院長あいさつ

院長写真 待ち遠しかった春がやってきました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

 今やスマホ全盛の時代です。一方で手紙でのやりとりを懐かしむ人もいらっしゃることでしょう。僕も、スマホに関する思い出はありませんが、手紙に関しては思い出がいっぱいです。

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 小学4年時、仲の良かった友だちが他県に引っ越しました。寂しいというより、抗議したい気持ちでした。「どうして引っ越さないといけないんだ」とした思いです。その後、その友達とは、はがきや手紙でやりとりを続けました。内容は、主に、釣りの話。手紙の中にはよく下手な絵を描き込んでいました。自慢したい気持ちと喜ばせたい気持ちが混在していたのでしょう。

 高校に入って寮生活を始めました。当初は、自分あてにたくさん手紙が届きました。それはそれで嬉しかったのですが、時がたつにつれ、手紙の数が減っていきました。その時感じた寂しさもまた今となっては思い出の一つです。

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 東野圭吾氏の『手紙』という小説をご存知でしょうか。この小説は泣かせます。結末は明かせませんが、ここで少しだけあらすじをご紹介しておきましょう。

 若い兄弟の話です。主役は弟。二人は貧乏で、兄が弟を養っています。しかし、兄は怪我をして働けなくなります。兄は弟を大学に行かせたくてしょうがありません。そこで盗みを企て屋敷に侵入。遭遇した住人を殺してしまいます。その結果、捕まえられ刑務所へ。

 兄が罪を犯したことで、弟の人生も狂います。生活がうまくいきかけても、兄のことが知れてご破算になる、その繰り返しです。ボーカルの才能を見出され、もう少しでデビューといった際も、そうでした。事情を知らない兄は弟に手紙を送り続けます。兄にとっての世界は刑務所の中と心の中の弟だけ。弟は辟易し、返事を書かなくなります。しかし、弟の気持ちも月日とともに変わり、問題に向き合う気持ちが芽生えてきます。これまで足を運べなかった被害者家族に会いに行き謝罪。そして遂に歌をうたう決意をします。場所は兄のいる刑務所。果たして、その結末は?・・・。

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 手紙といえば、思い出す小説があります。宮本輝氏の『錦繍(きんしゅう)』です。これは、書簡体小説。男女による手紙のやり取りで構成されています。その男女は元夫婦。今は30代とおぼしき人物です。別れたのはおおよそ10年前。理由は情事。愛人が男(元夫)と心中を図り、関係が明るみに出ます。男は命を取り留めますが、社会的地位を失います。しかし、妻の方はもっと悲惨です。裏切られた上にすべてを失いました。

 読み返してみると、覚えていた内容とだいぶ違っていました。女性の手紙が大半を占めていたように記憶していましたが、男女のやりとりはほぼ半分半分。ただし主人公はやはり女性(元妻)の方です。

 この小説のストーリーは精神科的にいうと「喪の仕事」そのもの。「喪の仕事」とは「失った事実を受け入れる」ことです。大事な人を失った場合、誰しもこころが乱れます。その場合、自分を見つめて気持ちを整理していく作業が必要です。また、自分の思いを伝える相手(人)がいた方が助かります。

 特にアンビバレンツ(両価的)な感情を抱いている場合には、気持ちを整理するのに時間がかかります。この小説においても、別れて10年経ってなお、主人公は元夫に対し両価的な感情を抱いています。しかし、小説が進むにつれ、次第にそういった感情は薄れていきます。

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 フロイトは「手紙」のやりとりを通して、エディプス・コンプレックスを発見しました。仮に手紙ではなく「LINE」でやりとりをしていれば、いくらフロイトでも自己分析は進まなかったことでしょう。

 『手紙』の最後は、主人公(弟)にとってまだ「喪の仕事」の途中。今後も苦行の人生が予測される一方、かすかな希望も見出せます。『錦繍』の方は、小説の終わりと同時に、主人公の「喪の仕事」も完了。主人公がこれから力強く生きていくことを想像させる終わり方です。

 最後に一言。「『手紙』と『錦繍』、どちらを読もうかなぁ」と思って下さった方、ちょっとしつこいのですが、「両方いいですよ」とお伝えしておきます。



平成31年3月15日

 医療法人回生会 秋田回生会病院  院長 松本 康宏

常勤医

院長
松本 康宏
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
副院長
戸澤 琢磨

出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
   日本医師会認定産業医
診療統括部長兼入院診療部長
塚本 佳
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
外来診療部長
佐藤 佳子
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
   日本医師会認定産業医
内科診療部長
阿部 徹
出身 秋田大学
資格 日本内科学会認定内科医
   日本消化器病学会 消化器病専門医
   日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
   ICD
   日本医師会認定産業医
診療科長
黒沢 諒
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
診療科長
舛川 仁
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医
   日本精神神経学会指導医・専門医
   日本医師会認定産業医
診療科長
佐藤 亘
出身 秋田大学
資格 精神保健指定医      
診療科長
安宅 慶一郎
出身 北里大学
資格 精神保健指定医

病院概要

病院理念

患者様との心のふれあいを大切にし、親身で良質かつ安全な医療を提供するように努めます

基本方針

  1. 患者様に信頼され、安心される医療を行います
  2. 医療の質を高め、安全を追求するよう努力いたします
  3. 患者様の人権を尊重し、個人の尊厳を守ります
  4. 高い倫理観と医療技術を有した人材の育成を図ります
  5. 良質な医療を提供し、より地域社会に貢献できるよう努めます

概要

法人名 医療法人 回生会
事業所名 秋田回生会病院
診療科目 精神科・内科・消化器内科
所在地 〒010-0063 秋田市牛島西一丁目7-5
電話番号 018-832-3203
FAX番号 018-831-8780
開院 昭和6年6月1日(法人 昭和26年6月21日)
管理者 院長 松本 康宏
定床
病棟構成
病床数 402床
病棟 東1病棟 (精神療養病棟) 60床
東2病棟 (精神療養病棟) 60床
東3病棟 (精神療養病棟) 60床
西1病棟 (認知症治療病棟) 60床
西2病棟 (精神科急性期治療病棟) 42床
西3病棟 (精神療養病棟) 60床
西4病棟 (精神療養病棟) 60床
併設施設 訪問看護ステーション 「ひまわり」         
生活訓練事業所 「紫陽花」

回生会グループホーム 「さくら荘」「あやめ荘」

平成30年4月 現在

病院沿革

昭和6年6月1日
開院 病床数:32床
昭和9年8月
病室増築竣工 病床数:36床
昭和11年12月
病室増築竣工 病床数:59床
昭和14年9月
病室増築竣工 病床数:83床
昭和16年10月
病室増築竣工 病床数:121床
昭和25年5月1日
精神衛生法が制定される
医療法人制度が制定される
昭和25年12月
病室増築竣工 病床数:150床
昭和26年6月21日
医療法人回生会 法人設立
昭和27年9月
管理棟竣工
昭和27年12月
病室増築竣工 病床数:182床
昭和30年4月
病室増築竣工 病床数:213床
昭和33年4月
病室増築竣工 病床数:284床
昭和37年12月
病室増築竣工 病床数:320床
昭和40年4月
病室増築竣工 病床数:355床
昭和44年10月
病室増築竣工 病床数:375床
昭和48年4月
病室増築竣工 病床数:402床
昭和51年10月
病棟改築竣工
昭和55年1月
管理棟増改築竣工
昭和58年12月
療法グランド完成
昭和62年12月
開放病棟増改築竣工
平成6年4月
3階開放病棟増改築竣工
平成18年7月
東病棟・西病棟増改築竣工
平成19年2月
精神科急性期治療病棟開設
平成26年6月
認知症治療病棟開設

臨床研修・実習

当院は、秋田大学医学部附属病院、秋田赤十字病院、中通総合病院の医師臨床研修協力病院となっております。また、日本赤十字秋田看護大学看護学部、中通高等看護学院の実習施設となっております。



医療法人回生会
秋田回生会病院

〒010-0063
秋田市牛島西1丁目7-5
TEL 018-832-3203
FAX 018-831-8780